豊かな自然や文化が息づく川内村

川内村は阿武隈高地の中央部の山々に囲まれた村で、春はツツジ、夏は緑の木々、秋は深い趣を見せる紅葉、冬は満点の星空と雪と、四季の移り変わりを感じることができる美しい村です。また、詩人・草野心平にも愛されるなど、豊かな自然や文化が息づく、人口約2,300人程度の村です。

2015年 かわうちワイナリーの圃場を選定

ワイン醸造用のぶどうを栽培してみてはどうでしょうか?と一般社団法人日本葡萄酒革進協会から提案があり、村内の遊休農地を数か所選定しました。その中でも地元行政区の後押しもあり、高田島ヴィンヤードに選定されました。現在のヴィンヤードは、最前は萱だらけの荒れた状態でした。

2016年 初めての苗木の植えつけ

この年、一般社団法人日本葡萄酒革進協会が内閣府の復興まちづくり事業に採択され、その事業の中で苗木約2,000本提供され、地元行跡区など多くの村民や村外から多くのボランティアの協力を頂き、苗木を植え付けし、本格的なぶどう栽培が始まりました。

2017年 圃場を3haに拡大

この春、約7,800本の苗木を定植するための圃場拡張の耕うん作業や、耕うん作業で出た多くの岩石をのぞく作業など、こちらも地元行政区の皆さんと村外から多くのボランティアのご協力をいただき進めることができました。

2018年 1万本のぶどう樹を育成

植栽されたぶどうの栽培管理は、地域おこし協力隊を中心に地元行政区の皆さんと協力しながら行いました。毎年続く異常気象との闘いや、今まで経験したことのない作業ばかりでしたが、福島県園芸課や、果樹研究所、相双農林事務所などから、栽培管理のためのアドバイスや技術支援をいただきながら、進めることができました。

2021年 醸造施設が完成

2020年より、川内村主導で醸造施設整備が進められ、2021年5月に完成しました。6月より弊社が借受し、この年収穫されるぶどうで初めてのワイン造りのスタートです。

2022年 初ビンテージの販売を開始

2022年3月ヴィラージュシリーズ (村産ぶどう使用) 、リベルシリーズ (買いブドウ) の販売を開始しました。ヴィラージュはフランスで村という意味。ラベルには、村の花のサラサドウダン、村の木のモミの木、村の鳥のウグイスが散りばめています。リベルはオランダ語でトンボを意味し、かわうちワイナリーのロゴにもトンボがデザインされてます。トンボは、風に乗ってやってくるので、村の外からやってきた人や物を表現しております。

川内村にこれからの「文化」をつくるワインに。

川内村にこれからの「文化」をつくるワインに。
川内村の特産品などと合わせて、川内村の食卓に当たり前のように「ワイン」が並ぶような、川内村のこれからの「文化」をつくるワインを目指します。そのために、かわうちワインを愛してくれる皆さまとともに、品質・美味しさの向上、さらにイベント開催によりワイン文化を醸成します。

川内村のこれからの「挑戦」をつくるワインに。

かわうちワインを起点として、川内村の観光・宿泊・飲食等を担う事業者同士で連携し、川内村ごと愛していただけるような新たなイベントやワインツーリズムに挑戦します。さらに、新たに醸成するワイン文化から派生し、ワインに合う食材や加工品等の新たな挑戦が生まれることを目指します。

川内村のこれからの「誇り」をつくるワインに。

ワインの品質・美味しさの向上、コンクール等でのグランプリ受賞により、川内村内外の皆さまにより愛していただき、誰かに自慢したくなるようなワインを目指します。さらに、広大な大自然に囲まれたかわうちワイナリーが皆さまにより愛される、誇れる居場所になることを目指します。
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